田舎暮らしは仕事が無い?奈良の実家での生活の現実とお金事情
2019年11月。生まれ故郷の奈良県の実家で一人暮らしでの田舎暮らしを始めることにしました。今回は田舎暮らしの仕事について、そして、お金について書いてみます。
田舎暮らしは仕事が無いのか?
田舎暮らしに興味がある方が、まず、最初に気になるのが「仕事はあるのか?」だと思います。私は奈良県の山間部の実家で生活しています。しかし、ハッキリ言って、仕事はありません。
というのも、私の村は過疎化が進む一方ですが、そもそも、過疎化してしまった原因は「仕事がない」からです。
私が子供の頃は林業が盛んでした。約40年くらい前ですね。しかし、近年は林業も衰退。村の仕事の大部分を占めていた林業が成り立たなくなっています。
今、村に残っている人は大部分が60代以上。年金暮らしの方なんです。年金があるから生活が出来ているのです。
しかし、今、村の仕事といえば「役場」くらいしかありません。その仕事も、人数は限られています。
また、通える範囲では、車で1時間くらい行かないと仕事はありません。あると言っても、そんなに多くはなく、2時間くらいかけて大阪まで行けば仕事は増えます。
そんなこともあり、村内で仕事をしたり、通ったりするのは非常に困難です。
私が実際に行っている仕事は?
そんな仕事がない場所で、どうやって収入を得ているのか?です。私はネット販売の仕事をしています。
もう、10年くらいやっており、収入的にはそんなに多くはありません。しかし、生きていける、生活していけるくらいは稼げています。
今、思えば、ネット販売の仕事がなければ、生まれ故郷の実家に戻って生活をしようとは考えていなかったでしょう。今は、そういう風な稼ぎ方も出来る時代になりましたが、20年前、30年前ではあり得なかったことですから。
そういう意味では、私はネット時代に感謝しています。
これから、田舎暮らしを始めてみようと考えている方は、地域にもよりますが「仕事は無い」という風に考えておいたほうが良いと思います。そもそも、仕事がないので過疎化していくのですから。
田舎暮らしのお金事情、生活に必要なお金は?
次に、田舎暮らしでの必要なお金です。一人暮らしで、月々、どれくらい必要かは次のようになっています。
家賃 0円(固定資産税 年約1万円)
水道光熱費 1万円
携帯電話 1万円
ガソリン代 5千円
食費 2万円
国民健康保険等 3万円
その他 2万円
となっています。この中で、家賃が「0」というのが、かなり有り難いです。築100年以上の一軒家ですが、住むのは住めますので。
また、普通だと、固定資産税が年間10万円以上するのが普通だと思いますが、田舎は固定資産税が安いです。まあまあ大きな畑もありますが、そこを含めても年間1万円くらいです。固定資産税が安いのも田舎のメリットだと思います。
あと、田舎暮らしで必ず必要なのが車です。私の場合も、一番近くのスーパーまで車で30分。週に1~2回、まとめ買いでスーパーでまとめ買いします。
ですので、バイクではあまり多く買えないので、車が必要になります。そして、その為のガソリン代が5,000円くらいかかります。
また、食費に関しては田舎暮らしは安くなると思います。欲しいと思っても、買いに行くのが遠いので、なかなか行けませんから。
また、コンビニも車で30分くらいかかるので行きません。そして、自炊中心になりますし、自然と食費の出費は減ります。
後は、水道光熱費、携帯電話代、そのあたりは田舎でも同じようなものです。田舎暮らしで出費が多くなるのはガソリン代くらいでしょう。
終わりに
田舎暮らしの仕事、お金について書いてみました。
田舎暮らしは仕事が無い。そして、お金に関しては余計にかかるのはガソリン代くらいで、その他の出費は少なくなるということでした。