真田丸の感想(21話 戦端)千利休の入れ知恵と徳川家康の先見性
2016/09/09
♦千利休の入れ知恵で北条攻め 人間は・・・
昨日、真田丸(21話 戦端)を観た感想なんですけど。
度々出てくる「千利休」が気になりました。
私は以前、大阪の堺に住んでいたので、そこには「千利休の屋敷跡」があるんです。
家から歩いて行けるところにあったので、何回か行ったことがあるんですが。
真田丸を観ていると千利休が歴史に大きく影響をしていたことが改めて分かり、そんな人間の屋敷があんな所にあったなんて!と親近感がむちゃくちゃ湧いてきました。
その千利休なんですが、昨日の真田丸の話では、秀吉に「北条攻め」強く勧めています。
秀吉も利休を信頼し、利休に言われた通りの行動を起こします。
やっぱり人間は何かに頼らないと生きていけないのか?と考えさせられました。
秀吉の場合は千利休だったんでしょう。
人間は一人では生きていけない。
だから、占いとか宗教とかがこの世の中には存在するんでしょうね。
♦徳川家康は先を見据えている・・・
昨日の真田丸では、「徳川家康」が存在感があったと思います。
家康は北条氏政に対し、秀吉に従うことを進言します。
また、自らもこの先ずっと秀吉に従うつもりはないが、ここは先を見据えて従っているというような事を言います。
こういう考えの家康だから、後に天下統一が出来たんですね。
まさに辛抱強く、「泣くまで待とう ホトトギス」です。
真田丸が始まったころは、家康は「バカキャラ」みたいな感じで扱われていましたが、最近はそれを感じさせない役柄になってきています。
♦自分の意思で結婚が出来ない
昨日の真田丸では、政略結婚により本田忠勝の娘の稲と結婚させられた真田信幸(信繁の兄)と稲の生活のシーンが何度かありました。
稲は気が強い女で、なかなか信幸と打ち解けようとしません。
更に、父である本田忠勝も度々家を訪れ、信幸は嫌な思いをします。
昔は結婚相手を親に決められていたそうですが、これは更に政略結婚。
嫌な相手と暮らさないといけないなんて、不幸な時代だったと思います。
今の時代は自分の意思で選んだ相手と結婚しますが、離婚も多いです。
まして、自分が選んだ相手じゃないのに暮らさないといけないなんて。
今の時代の人間だったら、とても我慢は出来ない事でしょう。
信幸の場合は更に嫁と強制的に離婚させられ、稲と結婚させられています。
自分の意思で人生を歩めない時代とは、なんと不幸な事でしょうか。
私は、こんな時代に生まれず、今の自由な時代に生まれて良かったと思います。