真田丸の感想 28話 秀次(新納慎也)は優しすぎて関白は・・・
2016/09/08
秀次(新納慎也)は優しすぎるため関白は荷が重かった
真田丸28話を観ました。
この回は、秀次(新納慎也)が亡くなってしまいました。
この回もそうですが、秀次は人間が優しいです。
28話でも、信繁(堺雅人)の母親(高畑淳子)が公家の出であるという嘘も追求しませんでしたし。
また、自分が亡くなった後、きり(長澤まさみ)も責められることを危惧し、側室にする話も無しにしました。
秀次は、28話以前から、心が優しいのが伺える人物でした。
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しかし、それでは関白という役職はやっていけないのでしょう。
秀吉のように、周りを気にせず前に進んでいく人間でないと、天下統一などという大きな仕事は成し遂げられなかったのでしょう。
実際の世界では、秀吉(小日向文代)みたいにやっていると敵も多くなるかもしれませんが、それくらいしないと人の上には立てないんでしょう。
そういう意味では寧(鈴木京香)が言っていたように、秀次は「関白の器ではない」というのが全てだと思います。
しかし、自ら人生を終わらせることはなかったのではないかと思います。
心は優しいが、また、弱い人間だったのかもしれません。
自分が亡くなった後、自分の妻子が辛い目に遭うのも分かっていただろうに。
自ら最期を遂げるとは、結局、最後まで逃げ続ける人生だった気がします。
そういう意味では、残念で仕方ありません。
また、秀吉は秀次の最期の後、秀次の妻子を責めました。
この時代はそういう時代なのかもしれませんが、やるせない気持ちになりました。
呂宗助左衛門は秀吉にガラクタを売りつける
28話から、商人の呂宗助左衛門(松本幸四郎)が出てきました。
私がビックリしたのは、呂宋がガラクタを高額で秀吉に売りつけた事です。
拾ってきたツボを高値で売りつけるなんて。
しかも、天下の秀吉に。
バレたらどうするんでしょうかね。
その辺の感覚が分かりません。
頭が良いというか、人間が大きいというか。
また最後に、呂宋は「私は弱い者の味方です」と言っていましたが、そういう思考があるから、秀吉にでもツボを高額で売れるのかと思いました。
まだ1回しか登場していませんが、今後の呂宋の動向に注目したいです。
信繁は本当に秀吉に信頼されている
28話では、信繁が秀吉に春(松岡茉優)との結婚を勧められます。
秀吉は大谷吉継(片岡愛之助)の娘の春を信繁と結婚させることで、信繁を自分により近づけようとしました。
信繁は本当に秀吉に信頼されてるんだなと思います。
また、秀次の娘のたか(岸井ゆき)を助けようと、信繁は側室にしようとします。
しかし、秀吉は信繁とたかが、そんな仲でない事は分かったはずです。
なのに、それを許しました。
秀吉は余程、信繁を信頼しているという事でしょう。
次回の29話は、いよいよ秀吉の最期が近づきます。
どんな話になるのか楽しみです。